THERE WILL NEVER BE ANOTHERE YOU の謎?

THERE WILL NEVER BE ANOTHERE YOU を演奏する度に思う事があります。
セッション等でも定番で、全国的に良く演奏されていますね。
いつもこの曲を演奏する時に感じるのですが、コードが違うのです。
9小節めからのコードが違っています。正しくは
                          ↓
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後半も色々あるのですが、それはさて置き、先ずはスウィングする事!
それに比べたらこんな事は、どうでも良い小さな事かも知れません。
でもやはり気持悪い。何故かと言うと3~4小節目に出てくる |Dm7(♭5) |G7    |
と同じ流れが2拍ずつですが、12小節にまた出て来ます。これが気持悪い。
このコードで演奏されてるCDはありません。(1つだけ例外あり)
このコードで演奏されてるのは日本だけです。しかも、ほぼ100パーセント。
何故こうなったのか考えてみると、日本のジャズがまだ過渡期だった頃は
なんでもカッチリ ⅡーⅤ にしてしまうのが普通でした。
いかにも日本人的と言うか、僕がやり始めの頃もそうでしたが・・・・ 
そんな悪い習慣が伝承されて行ったのだと思います。
エンディングも最後のフレーズを躊躇無く半音上げる。それがが定番になっています。
悪いとは言いませんが、それはある時期の1つのアレンジに過ぎません。この曲は歌物です。
もう21世紀になって10年以上。そろそろ、こんな日本的な悪い伝承は止めにしましょう。
伝承させて来た1人のプレイヤーとして反省を込めてそう思います。

話は変わりますが STRAIGHT NO CHASER はいつから F のKeyが定番になったのだろう?
モンクは 1 度も F では演奏してないのだけど(モンクは B♭)
ま、良いか。 ではまた。
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by saltgt | 2016-01-29 12:02 | Column

青本(俗称)について・・・・

前に、いま巷で行われてるセッションの事を書きましたが、
ジャムセッションでよく持ち込まれてる本(曲集)に、俗称 「青本」と言うのがあります。
その本の正式な名称は覚えていませんが、分かる人には分かると思います。
今では、納浩一くんの編集した 「黒本(これも俗称)」が定番になりつつある様ですね。

その 「青本」についてですが、ハッキリ言って良くありません。
何故良く無いかと言えば、メロディーが間違ってる曲が多く、従ってコードも間違っているからです。
それらの間違いが編集や、製本の過程でのミスなら仕方ありません。
また、譜面や人によってコードが違う事があります。その選択肢での違いなら問題ありません。

コードの違いは、何て事はありません。
どれが正しいと言う事では無く、経過コード等を大きくして元に戻してやれば、
どのコード付けも大体同じになります。(この事はまた書きます)

それでこの青本は製本になって、活字になってるので正しい様に感じますが、
問題は、曲が改ざんされている事なのです。
教則本を書いたり、曲を編集したりするのは想像以上に大変な作業です。
多くの本は、それらの労力を費やされて書かれてると思いますが。この青本は適当に編集された様に感じます。
ちゃんと調べれば、正しいメロディーやコードは分かるハズです。
それをせずに、本当にその場限りで適当にメロディー等を作り替えたのでしょう。

ジャムセッション等で、この青本を持ってる者同士が演奏すると合ってるのですが、
正しく覚えている人が入ると、とんでも無い事になります。
例えば 「IF I WERE A BELL」と言う曲は、F のキーだとすると途中 Aメジャーに転調するのですが
この青本では転調しませんし、メロディーもマイナーのままです。
唯一、そう演奏されてるのも在りますが、それは 「アレンジ」なのです。
それを載せてはいけませんね。もはや 「同名異曲」です。

冗談で 「青本を持ってる人は捨てて燃やしましょう」なんて言った事がありますが、
せっかく高いお金を出して買った本です。
どうか皆で情報交換をして、間違いを訂正し合って書き込んで下さい。

納浩一くんの編集した俗称 「黒本」は、
その 「青本」の功罪の、罪を改善する所から作られたと思うし、
また彼の人柄からも感じられる様に、丁寧な本になってると思います。
本当は、ちゃんとした曲集は便利なもので、それが在ると助かります。
その先は、どうか自分で研究したりして、出来るだけ譜面を見ないで演奏して下さい。


余談ですが、昔(40年位前)はそんな曲集はありませんでした。
でも誰もが 「そんな本があれば良いな」と思っていたに違いありません。
今では合法のリアルブックや曲集等も沢山ありますね。
当時は先輩の手書きのメモリーノート(譜面)を借りて、必死で書き写したものでした。
間違った譜面も多かったかも知れないけど、そうする事で曲を身に付ける事が出来ました。
全く曲集本が無かった訳では無く、何種類かはありましたよ。
海賊版のその本は当時で一冊3~4千円する高価なものでしたが、それでも頑張って買いました。
いま思えば、コード等、あまり使い物になる様な本ではありませんでしたね。
そんな海賊版の本を何処で買うかと言えば・・・・

当時は専属の様な個人の楽器卸し商の人が居て、バンドの給料日になるとキャバレーやナイトクラブの楽屋に
順番に廻って来ました。
その時にサックスのリードやギターの弦等、また楽器そのものを買ったり、その支払いをするのです。
そこで、その海賊版のその本は売られていたのです

左から、ジャズ8、1001(千一)、306
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306の1ページ目
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今では沢山の情報があります。
が故に、音楽が薄っぺらい物にならない様に心掛けたいと思います。
情報が沢山あると言う事は、より深く調べられると言う事でもありますからね。

  
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by saltgt | 2011-11-01 05:30 | Column

セッションについて思う事!

巷で行われてるセッションは、その殆どが生バンドで歌えます、演奏出来ます。
残念ながら結果的にそうなってる事が多い。それはセッションでは無く生オケやね。
ボーカリストは歌詞を見て歌うのは当たり前、参加する演奏者は自分の出番まで読書タイム。
なんじゃそりゃ~・・・・
そうなるのは僕自身の責任でもあり、ステージで行われてるセッションの1曲1曲に魅力が無いからだと思います。

目的に応じて色んなセッションがあって良いと思います。
だからこそ.毎月第1日曜日の「じゃず家ワークショップセッション」は他とは違う事を目指しています。

偉そうに、何でセッションをやってるかって?・・・
この歳なって思うんやけど、経験者として伝えるべき事があるから。
それがプレイヤーの質の向上に繋がって欲しいから。プロ、アマ関係無し。
またそのセッションを通じて僕が勉強したいから。


セッションについて思った事、何故こんな事を書いたかと言えば

セッションは元々は、仕事を終えたプロミュージシャンが夜中に色んな店に集まって来て、自然発生的に音を出し始めました。
その頃(30年以上前)は、まだ沢山のジャズクラブが朝まで営業していて、お客さんも残っていました。何処の店に行っても毎日その様なセッションが夜中にくり広げられていましたね。
ホストが参加者の名前を呼んで進行する、今のこの様なセッションは、
25年位前に東京の目黒駅前に在った「ソノカ」と言うジャズスポットが始まりでした。
それが、あっと言う間に全国に広まって行きました。
僕はその現場にも居たので、セッションに対しては特別な思いがあるのかも知れません。

「ソノカ」のセッションは毎週水曜日に行われ、ホストはサックスの入ったカルテットでした。すると、普段は客が少ないのにセッションの日は客(参加者)が何処からともなく集まってきました。これは今でも変わっていませんね。
そのせいもあってか、暫く経って、当時新大久保(明治通り沿い)に在った「サムデイ」と言う店が、同じ水曜日にセッションをやり始めました。こちらはホストはベーシスト 1 人のみ。(但し有名なベテランベーシスト)
同じ水曜日、山手線内で比較的場所も近いので、客(参加者)が分散されるのではないかと懸念されました。
ところが蓋を開けてみれば、客(参加者)はいつもと変わりませんでした。
つまり、客(参加者)は2倍になっていたのです。
潜在的に、何処かで演奏したいと思ってたプレイヤーは沢山居たのだと思います。例えば、かつて学生時代にジャズ研等のサークルに参加してたとか。
そう言う流れで、セッションをやり出したライブハウスが徐々に東京エリアに増え始めました。

セッションホストをやっていたプロミュージシャン達の中には、事情があって故郷に帰り、地元で演奏活動を始めるプレイヤーも少なくありませんでした。そして、その様な人達が地方でセッションも始めました。
また、その様な情報を聞いた地方のライブハウスもセッションデーを設け始めました。
ボーカルセッションは代々木に在る「ナル」と言う店が最初だと思います。
ボーカルセッションというタイトルは当時は聞き慣れず、違和感を覚えましたが、今では普通ですね。
そう言う事もあって「代々木ナル」は、今でも「ボーカリストの登竜門」的存在です。

この様な経緯で全国に今の様なセッションが広まって行きました。
セッションには良く参加するのだけど、他人(誰か)のライブを聞きには行かない・・・・
その様な人達が多いですね。
他人の良い演奏を聴くのはとても勉強になります。どうかセッション以外の日にも足を運んで下さい。

 
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by saltgt | 2011-10-29 09:05 | Column